寒くても・・・コートは脱ぐのも着るのも玄関の「外」で
「知人の家を訪問した際、玄関先でコートを脱ぐのは『早く部屋に通して』という
意思表示として受け取られ、却って失礼ではないですか?」
ブログをご覧をいただきまして、誠にありがとうございます。
長野市のビスポークテーラー・GENTLE BREEZE(ジェントルブリーズ)/ヤマギワです。
欧米のマナーとしては、コートを脱いで玄関に立つのは「早く部屋に通すよう催促しているようで失礼」ということも言われますが、日本では「玄関先(つまり外)」でコートを脱ぐのがマナーです。
とは言え、冬は寒くてコートやマフラーを外したくないですよね・・・分かります!
それでも、伺った先へ外からの埃を持ち込まない・・・ベースにはそんな思いやりが存在します。
コートは玄関先(企業へ伺う場合は社屋に入る前)で脱ぎ、裏地側を表に出して綺麗に二つ折りで畳みます。これも表地から埃が入り込むことに配慮したものであり、同時にマフラーや手袋・そして帽子なども脱いだ上でバッグなどに収めるようにしましょう。
万一、荷物が多くてコート等が脱げない場合は、「コートを着たままですが、申し訳ありません」と一言添えることで、先方には‟分かってはいるものの致し方なく”という意図を伝えることができ、礼儀知らずのレッテルを張られることもありません(苦笑)
そして・・・帰る際にもくれぐれも油断なきように。
外が寒いからと言って室内でコートやマフラー等を羽織ってはいけません。あくまでも玄関先(外)で着るようにして下さい。時には、(というか大概は)訪問先の方が気を利かせて「外は寒いのでコートを着てから外へ出て下さい」と促してくれますので、その上で(お言葉に甘えて)コートを着ることは差し支えないことです。
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