パンツの裾・・・フォーマルな席ではダブルNGです

「スーツをオーダーする時、パンツの裾はシングルにしますか?ダブルにしますか?

と聞かれても判断がつかないんですよね・・・」

ブログをご覧をいただきまして、誠にありがとうございます。

長野市のビスポークテーラー・GENTLE BREEZE(ジェントルブリーズ)/ヤマギワです。

左/ダブル(カフドボトムス)・右シングル(プレーンボトムス)

パンツの裾はオーダーされる方の好き不好きとは言え、その「ルーツ」や他人からの「見え方」を知っておくと選択の幅が広がるかも知れません。

ダブルの裾は欧米では「カフドボトムス」などと呼ばれ、その起源は諸説ありますが・・・

*アメリカ合衆国で行われた晩餐会に出席した英国貴族が、雨で裾が濡れることを嫌って折り曲げた。

*英国下院議員のルイスハム子爵が、雨でぬかるんだパドックで裾汚れを避けるために折り曲げた。

*スコットランドの貴族がスポーツハンティング中に裾が汚れないように折り曲げた。

などと言われています。

ハンティング風景

まずはその起源から考えるに、裾の折り曲げはという行為は「機能の追加」という実用性に由来しており、「カフドボトムス=カジュアル」と言えましょう。

つまりフォーマルな席(冠婚葬祭や各種パーティーなど)では、シングル(プレーンボトムス)に限定されることを覚えておいて下さいね。

スタイリッシュなシングルブレスト×プレーンボトムス

では、このプレーンボトムスとカフドボトムス、2つの裾を使い分けることによって「見え方」はどのように変わるのでしょうか。

プレーンボトムスは、日本では「無難だから」という理由で選ばれる方も多く、確かに悪目立ちすることはないようにも思えますが、「足元がスタイリッシュに映え・足がスラッと長く見える」という効果もあります。ジャケットとパンツのボリュームを合わせることは、スーツの着こなしの定石。その意味では細身のシングルブレストが好きな人は、足元もスマートに見えるプレーンボトムスの方がバランスが良いと言えます。

カフドボトムス×ワンタックパンツ

一方カフドボトムスは、裾の生地が2倍になることで裾に適度な重みが生じ、膝下から裾までストンと落ちるイメージでクリース線が美しく見えると同時に、「折り曲げ効果」による重厚感も生まれます。ビジネスシーンでダブルブレストやスリーピーススーツに合わせるのであれば、カフドボトムスが丁度よくハマります。

折幅を考える時間も楽しいものです

とは言えカフドボトムスを選んだ場合、「折幅は何㎝にすべきか??」と悩まれる方も多いはず。

これには流行や履かれる方の身長や体型・お好みなども影響してきますが、今は「4㎝」が平均的とお考え下さい。身長によっては3.5㎝を選択される方もいらっしゃいますし、よりカジュアルにくるぶし丈で履きたいという方は5㎝を選ばれるケースなどもあります。

悩まれた場合は(当然のことながら)ご提案もさせていただきますが、折幅を何㎝にするか・・・考える時間も楽しいものです♪

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