結婚式に招待されて着るべきスーツ「7つのポイント」・・・果たしてビジネススーツはOK?
「結婚式に招待されたのでスーツをオーダーしたいのですが、
ビジネスやプライベートでも着られる汎用性の高いスーツってアリですか??」
ブログをご覧をいただきまして、誠にありがとうございます。
長野市中御所のテーラー・GENTLE BREEZE(ジェントルブリーズ)/ヤマギワです。

結婚式に何を着て行く?
結婚をされる新郎が、より高いコストパフォーマンスを考慮しつつタキシードではなくスーツをオーダーされるケースが増えていますが、それ以上に結婚式に招かれた方がオーダーされるケースも増えています。そんな時にご相談いただくのが「結婚式に着るスーツにNGはあるのか?」ということ。もちろん礼服は間違いありませんし、結論・・・ビジネスで着ていらっしゃるスーツでも問題はないと思われます。最も大切なことは、新郎新婦の人生の門出を祝いたいという気持ち。
今回は、ビジネススーツでありながら、そんな気持ちに水を差さない基本のコーディネートをお伝えします。
結婚式に着るべきスーツ選びの大前提
まず大前提として、昨今の結婚式はカジュアル化が進み、それほど厳しい縛りはないように思えますが、お気をつけいただきたいのは、ご自身との関係性において「どんな方の結婚式か」ということ。ご友人であれば、少しカジュアルな装いでも良いかも知れませんが、上司や取引先・あるいは主賓として招かれているとなると、マナーも弁えておく必要があります。

上の画像は、私が普段店頭で着用しているネイビー無地のスリーピーススーツですが、ビジネスでも使える一方で華やかな席でも汎用可能な工夫が幾つか施されています。
結婚式のスーツスタイル・・・7つのポイント
①上衣のラペル(下襟)がピークドラペル:一般的なノッチドラペルに比べて「威厳」や「クラシカル」な印象を与え、フォーマル度が上がるドレッシーな装いと言えます。
②ウエストコート(ベスト)を着る:ビジネスでウエストコートを着ない方でも、スリーピースで仕立てておくことで「いざという時」には着用することが叶います。上衣同様ピークドラペルの襟を付けることで華やかな印象を助長します。
③トラウザーズはベルトレス:ビジネスシーンではベルトをすることがマナーとされることもありますが、フォーマルな仕立て方として脇尾錠などによるベルトレス仕様もオススメします。
④ワイシャツも装う:チェックやストライプなどの柄が入っていても差し支えないと思われますが、悪目立ちは良くありません。ワイシャツの袖口にはさり気なくカフリンクスを装着することで、お祝いの気持ちに華を添えましょう。また、胸ポケットなし・白無地がフォーマルと言えます。

⑤ネクタイはシルク素材:華やかな席に相応しいネクタイとなると光沢のあるシルク素材がオススメです。画像ではネイビーの小紋柄を身に着けていますが、最もフォーマルなネクタイはシルバー無地・続いてシルバードット柄・そして小紋柄などとなります。

⑥靴は黒革の内羽根ストレートチップ:ブラウン系の靴を履く時は、それなりに配慮が必要だと考えた方が良いでしょう。

⑦ポケットチーフもさり気なく:王道は白のリネン素材。スーツやネクタイの色を拾ったポケットチーフも良いでしょう。シルク素材のポケットチーフは夜のパーティー用とされていますが、それほど堅苦しくないパーティーであれば(昼でも)シルクを挿すのも一興です。

まとめ ~祝福の気持ちを~
以上、繰り返しますが結婚式の装いに最も大切なことは「祝福の気持ち」であり、これを軸に考えると自ずと着るべきスーツは決まってくるはずです。その際ビジネススーツでも構いませんが、上述の通りひと工夫するだけで華やかさが増し、新郎新婦への「祝福の気持ち」が伝わるのではないでしょうか。ぜひ参考になさってみて下さい
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