ある新郎のご相談・・・ご自身の結婚式にオーダースーツという選択肢はアリか?!

「結婚式で着るタキシードを検討しているのですが、

レンタル料を考えると1度しか着ないものなので躊躇してしまって・・・」

ブログをご覧をいただきまして、誠にありがとうございます。

長野市のビスポークテーラー・GENTLE BREEZE(ジェントルブリーズ)/ヤマギワです。

ウェディングドレスは結婚式に装うべき花嫁の「憧れ」とも言えるアイテムですが、多くの場合タキシードはどうでしょうか?新郎がタキシードをレンタルされる時の相場は15万円前後。結婚式を半年後に控えていらっしゃるという或る日、「選択肢としてオーダースーツとの価格だけでも比較しておきたい」ということで、お二人(新郎新婦)でご相談にお越しいただきました。

まず最初にお伝えしたのは、当店でオーダーを頂戴した場合の価格について。

ベストを含めた3ピーススーツであれば6万円台から承れること・最も高額な生地でも25万円程度で仕立てられること・レンタル料(15万円前後)相当でもイタリアの一流どころのファブリックメーカーの生地を選べること。更には、上の画像のようなタキシード仕様の場合は「(スーツ代)+2~3万円」で仕立てられることなどをポイントとしてお話しました。

するとお二人には・・・

「オーダースーツでもレンタル料を考えたら高すぎることもないね。」

「タキシードを借りると思えば同じような金額なんだね。」

という認識をお持ちいただくことができました。

そして、大まかな価格をご理解いただいたところで、私から「結婚式当日に着られるウェディングドレスの画像やイメージがあれば拝見したい」旨をお願いし、お二人が求めるスタイル(どんな式場で・どのような結婚式にしたいか・招いたゲストにどのように見られたいか等々)を伺いながらスーツの生地を選び、仕様(ディテール)などをシュミレーションしていきました。

それは、お二人の幸せなオーラを感じながら私にとっても幸せな時間ではあったのですが、ふと花嫁さまから、

「これから友だちの結婚式が増えるんだから、そこにも着て行けるスーツにした方がいいよ。」

「たまに二人で食事なんかに行く時に着て行ける方がいいんじゃない?」

と、自分たちの結婚式だけでなく‟その先の未来が見える”言葉が自然に発せられたことに、『お二人はスーツを誂えているのではなく、お二人の人生をも誂えている』のだなと、今さらながら気づかされました。

お二人がおっしゃるように、仕立てたスーツはご自身の結婚式はもちろんのこと、その先の様々な場面で着続けていただくことが叶います。それは例えば、お子さまが誕生した際の「お宮参り」や「お食い初め」、その後の「七五三」・「ご入学・ご卒業」などを想定することは難しくありません。

そんな未来に想いを巡らせながら、新郎のお好きな生地やデザインを選び・こだわりのディテールで仕立て・時にはお好きな色をワンポイントでボタン穴かがり糸に用いる・・・そんなオリジナリティがいっぱいだからこそ「長く着たい」と思える1着が出来上がるのではないでしょうか。

昨今、コロナ渦にあって結婚式の見通しが立たず、延期や中止を余儀なくされるケースも相当数見聞きしてまいりました。それでも少しずつ小規模ながらも結婚式を挙げられるカップルが増えつつありますが、お招きするゲストの人数を絞らざるを得ないことから、結婚式(特に披露宴)にかける費用が減り、その分を婚約指輪や結婚指輪・あるいは衣装に費やすカップルも増えています。

そして『結婚式にオーダースーツを仕立てる』という選択肢・・・

それは人生の節目に相応しく、同時に新たにご家庭を築かれるお二人の未来を語ることに他なりません。

最後に・・・レンタルのタキシードにもオーダースーツにもそれぞれメリット・デメリットが存在します。どちらを選択するか迷われた時には、お二人が理想とする結婚式をイメージしていただいた上でご検討いただくことをオススメ致します。

結婚式の服装術(着こなし・マナー等)に関するご相談などもジェントルブリーズは得意としております。お気軽にお申し付け下さいませ♪

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