「今日、そのスーツで大丈夫ですか?」・・・今日着るスーツ(服)を選ぶ時に考えていただきたいこと
ブログをご覧をいただきまして、誠にありがとうございます。
長野市中御所のテーラー・GENTLE BREEZE(ジェントルブリーズ)/ヤマギワです。
今回は、日々の服選びに際してお考えいただきたいこと・私自身が意識してきたことについてお伝えしたいと思います。
今日、誰と会いますか?
まず、お考えいただきたいことが『今日、誰と会うか』ということ。
朝、袖を通した服は果たして今日会われる方に相応しい服装でしょうか?
ビジネスの場を想定しますと、それは「大切なお取引先様」かも知れませんし「上得意のお客様」かも知れません。また、プライベートでは「恩師や先輩」に会う場面や「大切なパートナー」などを想定してみると分かりやすいかと思われますが、いずれにしても‟その日に会うお相手に相応しい服装”を考慮していただくことが肝要かと存じます。
「自分をどのように見せたいか」という意識を持つ
次に考えていただきたいことが『今日会う人に、自分をどのように見せたいか』ということ。
例えば「今日は勝負どころとして大切なお取引先様に会う」という場合、(個人的には)グレー無地の3ピーススーツにサックスブルーのシャツを合わせ、シルク素材でワインレッドの小紋柄ネクタイを絞め、靴は黒の内羽根ストレートチップを履きます。これは私自身が‟(グレースーツやネクタイの小紋柄・黒靴によって)落ち着きがあり・信頼に足るべき人物である同時に、(ネクタイのワインレッドによって)何ごとにも熱意のある人間”という印象を相手に与えたいという意図を表わすものです。
端的に言ってしまえば、目上の方に合う場合はスーツスタイル・パートナーやごく親しい人と会う場合はジャケパンスタイル又はセットアップ、プラスとして自分の個性を表現したい色合いを考えてみてはいかがでしょうか。

「自分をどのように見せたいか」という意識を習慣づける
繰り返しにはなりますが、スーツ(服)選びは『今日会うお相手に‟自分という人間をどのように感じて欲しいか”という視点』をお持ちいただき、その効果が最大限に発揮てきるアイテムを選ぶこと。
振り返ってみますと、私は中学生の頃から(潜在的に)そのような想いを抱きながら服を選び続けてきたように思います。当初はDCブランドなどに憧れて「いつも流行りのモノを身につけている(流行に敏感な)奴だと感じて欲しい」という想いに始まり、バブル期には「いつも高価なモノを身につけている奴だと感じて欲しい」と言った下世話な想いであったり (笑)
それらには多くの失敗や間違いもありましたが、(自分の服好きのルーツと共に振り返ってみますと)そんな意識を習慣化し・試行錯誤を繰り返してきたことで自分のセンスを磨き・「装い方」を身につけ・自分のスタイルを確立できたのではないかと思っています。

最後に(朝起きて、目についた服を着ない)
朝起きて闇雲に服を選び・それを着る・・・選んでいるのであればまだ良いのですが、目についた服をただただ着ていませんか?『今日、誰と会うのか』『その人に自分をどのように見せたいか』を考えつつ、スーツや服を選ぶ行為は実に愉しいものであり・同時に自分のセンスを磨いてくれるものです。ぜひ「意識」を持ちつつ「習慣化」していただきたいと思います。

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