季節ごとの生地は‟目付(めつけ)”を参考に選ぶと良いでしょう

「秋冬の生地でスーツやジャケットを作りたいけど・・・

春夏生地と何が違うの?季節ごとの生地を選ぶ基準て何?」

ブログをご覧をいただきまして、誠にありがとうございます。

長野市のビスポークテーラー・GENTLE BREEZE(ジェントルブリーズ)/ヤマギワです。

一言で申しますと、「目付(めつけ)」と言われる生地の重さが違います。

目付とは、生地「150㎝×100㎝」当たりの重さのこと。

重ければ秋冬に適していますし、軽ければ春夏に相応しいという大まかな基準になります。

目付290gのE.Zegnaの「Heritage」

ところが、生地の重さは天然素材であるが故に一律とは言えません。

それでも、フランネル(ウールを縮絨して起毛する)やモヘヤ(アンゴラ山羊)のような(いかにも冬といった)風情の生地以外は目付で判断するしかないのですが(苦笑)

そこでジェントルブリーズでは、あくまでも目安として以下の「目付」で四季を区切っています。

  春:230~250g

  夏:200~230g

  秋:260~280g

  冬:280g~

  オールシーズン:240~270g

繰り返しますが、あくまでも目安です。

生地メーカーによっても見解が分かれるケースもありますので、結構ざっくりとしています。ご了承下さい♪

目付300gのReda「Atto」

生地を選ばれる際に大切なことは・・・

着る方自身が暑がりかどうか・又は寒がりかどうか、総裏と背抜きなど裏地の仕様はどうするか等々、実際に着られる方の嗜好を考え合わせた上で選ぶこと。

ご来店いただいたお客さまには、さまざまなヒヤリングをさせていただきながら生地を選び・オーダーを承りたいと考えております。どうぞお気軽にご相談下さい。

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