‟既製服では解決できないアスリート(体型)”が誂えた、結婚式に参列するスーツ

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長野市中御所のテーラー・GENTLE BREEZE(ジェントルブリーズ)/ヤマギワです。

M様が誂えたスーツが仕立て上がりました。

先輩の結婚式に着るべきスーツとは?

M様は過去にもスーツを仕立てられたご経験がおありですが、この度のオーダーのきっかけは「先輩の結婚式」とのことでした。ところが(友人関係ならまだしも)先輩の結婚式となりますと、カジュアル化が進んだ昨今のブライダル業界とは言え「どんな服装で参列したものか・・・」と迷われる方も多いのではないでしょうか。ジェントルブリーズでは、そんな時には新郎とご本人との関係性を伺いながら‟失礼に当たらない服装”を模索していくのですが、今回のM様は「友人のように可愛がってくれる方」とのことでしたので‟それほど堅苦しくならなくても良い”スタイルでご提案をすることに致しました。

フォーマルな生地をボタンで(少しだけ)カジュアルに寄せる

そこでM様が選ばれたのは、グレー地にチェック(ウィンドウペン)柄があしらわれた落ち着きがありつつクラシックな雰囲気を漂わせる生地。20代のM様ではありますが、落ち着きある外見であることも含めてシックリと雰囲気に合った一着が仕立て上がりました。そんなスーツなのですが、注目すべきはボタン。ブラックやダークブラウンなどの色味を選ばれると(少し)堅苦しい、いかにもスーツ然とした仕上がりになるのですが、オフホワイト地にブラウンのマーブルカラーといった明るめのボタンを選ばれることにより、カジュアル感を醸し出したスーツが出来上がりました。

ボタンというのは、少ない表面積のわりにスーツ全体の雰囲気を決める重要なアイテムになりますので、今回のM様のセレクトはバランスの取れた目論見通りのスーツが完成した・・・ということになります。

「既製服では解決できない体型」をカバーする

M様の課題は「既製服では解決できない体」をお持ちであること。現在も激しい減量などを伴う現役のアスリートとして活躍され、体重の増減に加えて『広い肩幅・発達した胸板・絞られたウェスト・鍛え上げられた太腿』をお持ちでいらっしゃいます。当然のことながら、上衣のサイズを肩幅に合わせるとウェスト周りはブカブカとなり・トラウザーズをウェストに合わせてしまうと太腿がパツパツとなる、既製服では到底覆いきれない体型です。

そんな課題を解決してくれるのは、やはり‟オーダーメイドスーツ”。採寸によって出来上がるパターンは「他の誰も着ることができない唯一無二のもの」ですから、オーダーされたご本人以外は着られない、極めてパーソナル且つスペシャルな『服』ということになります。

「人生の節目を祝うスーツを誂える」ということ

そして何度も申し上げますが、数ヶ月も前から先輩の結婚式のために‟祝いのスーツ”を仕立てるという行為は、何とも尊く・素晴らしいことだと考えます。先輩の結婚式は12月中旬・・・10月にはおいそがしい中をジェントルブリーズまでお出かけいただきオーダーを承りました。先輩の人生の節目を祝うべく、それに相応しいスーツを誂えることは「大人の嗜み」であり「礼節ある行為」だとつくづく。

M様、この度のオーダー誠にありがとうございました。

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