形状によって雰囲気が変わるジャケットの胸ポケット

「ジャケットの胸ポケットにも種類があると聞きましたが、どんな風に違うんですか??」

そんなご質問をいただきました。

ブログをご覧をいただきまして、誠にありがとうございます。

長野市のビスポークテーラー・GENTLE BREEZE(ジェントルブリーズ)/ヤマギワです。

スーツやジャケットのオーダーをいただく際に、ジェントルブリーズは4種類の胸ポケットからお選びいただけます。今回は「形状の違い」と「(形状ごとの)雰囲気の違い」をお伝えします。

最初は「箱ポケット(ウェルトポケット)」。

ジャケットの胸ポケットの部分に切れ込みを入れ、ヘリ飾りのある当て布をに着けた縫製なのですが、このヘリ部分が長方形の箱型に見えることから名付けられました。

以前は最もオーソドックスなポケット形状とされ、礼服等に用いられることも多い仕様です。

「箱ポケット(ウェルトポケット)」

2つ目は「船ポケット」。

これは後述するバルカポケットに似た形状ですが、アームホール側が船の舳先のように若干鋭角になった形のものを言います。「箱ポケット」に比べるとシャープな印象になるかも知れません。

「船ポケット」

続いては、ジェントルブリーズで人気の高い「バルカポケット」。

バルカとはイタリア語で「小さな船」という意味なのですが、このポケットの特徴はヘリ部分がバストの形に添って丸みを帯び、立体的な表情を醸し出すことができます。

胸のラインに沿って曲線を描く「バルカポケット」

最後はパッチポケット(アウトポケット)です。

これはブレザーなどに用いられることが多く、どちらかというとカジュアルな印象を与えます。ですからスーツというよりも、ジャケパンスタイルの際に着用されるジャケットに用いることをオススメします。

「パッチポケット」

以上、ご自身がどう着たいか・どう見られたいか(どんな自分を演出したいか)で、胸ポケットの形状を選ばれるのも面白いのではないでしょうか♪

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