新天地で袖を通すスーツ・・・‟なりたい自分”と‟ワードローブ”とのバランスを考慮して誂えた一着
ブログをご覧をいただきまして、誠にありがとうございます。
長野市中御所のテーラー・GENTLE BREEZE(ジェントルブリーズ)/ヤマギワです。
Ⅰ様が誂えたスーツが仕立て上がりました。
手持ちのワードローブを考慮する
今回はⅠ様からいただいた2着目のオーダー。
1着目はネイビー系のスーツを誂えていただき、2着目としてグレーのストライプ柄をお選びいただきました。しかもミディアムグレーの糸にライトグレーの糸によるチョークストライプがあしらわれ、更にはネイビーの糸が織り込まれた‟三者混”のような絶妙な色合いと風合いを醸し出した秀逸なもの。
またスーツのワードローブを揃えていく上で、まずもってネイビーやグレーのスーツを所有することはセオリーではありますが、使い勝手の観点から見ても‟どこへ着て行っても間違いのない”定番と言えます。皆さんもご自身のクローゼットを確認していただき、「次のスーツはどんな感じで仕立ててもらうか」と思い巡らす時間も愉しんでいただきたいと思います。

ご自身が「カッコいい」と思えるディテールを
Ⅰ様は今回のオーダーにおいては、様々なこだわりのディテールを組み込みました。まずは袖口の「本切羽」仕様。ボタンも生地に織り込まれたネイビーとシンクロするようなネイビーカラーのものを。そして、腰ポケットは斜めに設えた「スラント」仕様としました。

加えて前回同様に3Pスーツとしましたので、ウェストコートも。裏地はカラー診断の結果‟ターコイズブルー”がベストとのことで、ペイズリー柄 × ターコイズブルーを。こちらも表地と裏地が絶妙なバランスで、とても上品な印象となりました。

トラウザーズはインタックを1本入れ、英国的な匂いを醸成。しかも裾は5㎝のターンナップ(ダブル)でクラシックな雰囲気を助長しています。オーダーに際しては、Ⅰ様ご自身が「どんなスーツを仕立てたいか」ということが明確であり、併せて「カッコいい」と思えるものを詰め込みながらオーダーのプロセスを愉しんでいただけたのではないかと自負しております。

グレーのスーツを纏う目的とは?
グレーのスーツというのは、相手方に‟落ち着き”や‟知性”といった印象を与えることができ、それは同時に‟安心感”や‟信頼感”をもたらします。20代の方が「安心感や信頼感を得られるように」とグレーのスーツを仕立てられることもありますし、50代の方が「相応の貫禄を得られるように」グレーを選ばれることもありますが、一言で申しますとグレーには『安定感』という言葉がぴったりなどではないかと。
ジェントルブリーズでは、「服とは相手に自分をどう見せたいか・・・で選ぶもの」だと考えています。その意味において、皆さんにもグレーという色味が他者に与える印象というものを理解しつつ、生地をお選びいただけましたら幸いです。

新天地でのご活躍を祈念申し上げます
この度クラシック感溢れるスーツを手にされ、I様は長野市を離れ、県外のご実家へとお帰りになられます。お仕事も変わり、これまで以上にスーツを着られる機会も増えるとのこと。そこで実年齢よりお若く見えるⅠ様がクライアントの方々に対して‟安心感”や‟信頼感”を与えられるよう、グレーというお色味を選ばれた理由の一つだと推察致します。
これまでのようにお会いすることが難しくなることは残念ですが、新天地でのご活躍を心より祈念申し上げます。長野市にいらっしゃった際には、ぜひ遊びにお寄りいただきたいと存じます。

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