大人の嗜(たしな)みを知る人の‟ジャケパンスタイル”

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長野市中御所のテーラー・GENTLE BREEZE(ジェントルブリーズ)/ヤマギワです。

M様が誂えたジャケットが仕立て上がりました。

グレー地にブラックやブルーで描かれたグレンチェック柄。インナーの色使いによって落ち着いた雰囲気や遊び心溢れる装いも愉しめる秀逸な生地です。インナーにグレーやブラックなどのタートルネックやポロシャツを着れば年齢相応の落ち着きを表現でき、グレンチェックのブルーを拾ったインナーを着れば若々しくカジュアルな印象を醸し出すこともできます。

普段はスーツやジャケットに袖を通すことは少ないと仰るM様。それでも、お立場や年齢を考慮すると「ジャケットくらいは羽織りたい」場面に遭遇することも増え、(お手持ちのワードローブに加えて)今回はスーツに比べて使い勝手が良く・使用頻度が高そうなジャケットをお仕立ていただきました。そうして前述のようなインナーを使い分けることで、かしこまった場でもカジュアルな場でも対応できるというわけです。

当初、ご予算を考慮しつつご提案をさせていただきましたが、生地やディテールを決めていく中で「どうせ作るなら納得のいくものを」というお言葉をいただき、M様がこだわり抜いた一着が完成しました。そのこだわりの一つ一つが「本切羽」であり、「焼き本水牛」素材のボタンに表われています。

特に「焼き本水牛」のボタンは画像でご覧いただいてお分かりの通り、樹脂製では表現できない独特な質感があります。

皆さんは、こんな場面に遭遇されませんでしょうか?

「ビジネスでもそれ程かしこまっていない場面」

「プライベートなんだけど少しかしこまった場面」

前者は、ビジネスカジュアル(俗に言う「ビジカジ」)対応企業の会議の席、あるいは同僚や親しい取引先との宴席など。後者は、パートナーとフレンチレストランに出かける時や同窓会など。若い頃は何を着ていても「若いから仕方がない」で済まされたことが、いつの間にか「いい年をして・・・」とぼやかれるようになってしまうもの。これがつまり「若気の至りを乗り越える大人の嗜み」ということになるのですが、ジェントルブリーズでは‶大人の嗜みを知ろうとしている人(や既に知っている人も)”の背中を、そっと後押しできたらと考えております。

M様、この度のオーダー誠にありがとうございました。

ビジネスでもプライベートでも、こだわりのジャケットで愉しんでいただけましたら幸いです。

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