シャツを仕立てて自分だけのディテールを楽しもう!
「オーダーシャツって自分のサイズで作れる他に、どんなことができるの?」
襟型や袖口のデザイン・ボタンなど選ぶ楽しみの宝庫です!
ブログをご覧をいただきまして、誠にありがとうございます。
長野市のビスポークテーラー・GENTLE BREEZE(ジェントルブリーズ)/ヤマギワです。
そして・・・
シャツはスーツやジャケットより先に仕立てることも「アリ」だと思われます(その理由は後ほど)。
オーダーシャツはスーツやジャケットなどと同じく、当然のことながら「あなたのサイズに合った」一着をお作りするのですが、スーツやジャケット同様に「自分だけのディテール(仕様)」を楽しむことができます。
今回はジェントルブリーズで取り扱うトーマス・メイソンやロイヤルコレクションで仕立てるシャツについて、どんなカスタイマイズができるのかをご紹介します。
【ネーム刺繍】
フォントは、ドイツ文字・筆記体・城文字など全5種類の中からお選びいただけます。カラーはシルバー・ホワイト・ネイビーなどのオーソドックスなものからピンクやエンジまで全10種類。刺繍位置もウエストラインや左袖上腕など全6ヶ所からお好きな場所を。派手なカラーを使って目立つ場所にネームを入れると「ネームは小さく目立たず」と仰っていた、今は亡き服飾評論家/落合正勝先生に叱られそうですが(苦笑)
【ボタン】
ボタンも標準仕様の白蝶貝・黒蝶貝や強化ポリ素材など全5種類あり、それぞれ標準厚と厚手をご用意。ボタンの厚さは、選ばれた生地や全体のディテールとのバランスで決めると良いでしょう(例えば、後述する前立てがフレンチフロントであればツルッとした丸みを帯びた白蝶貝ボーズ型を選んでスタイリッシュに)。
【胸ポケット】
胸ポケットは左胸に付きます。ポケット無しの他、一般的な「ラウンドポケット」と五角形の「ペンタゴンポケット」のいずれかを選んでいただくことが可能。最近はシャツの本来的な意味合い(下着)を考慮してポケットを付けない方も増えていますが、実用性でポケットを付けられる方は「ビジネスシャツ=ペンタゴン」「ビジネス・カジュアルどちらも可=ラウンド」という特性を目安に検討されることをオススメします。
【前立て(前フロント)】
最もオーソドックスなディテールは「プラケットフロント(下の画像2段目)」ですが、表に前立てが出ない「フレンチフロント(同じく1段目)」もすっきりスタイリッシュな印象となり、ジェントルブリーズでもオススメしています。「比翼フロント(同じく3段目)」はボタンをすっかり隠してしまう仕様で、フォーマルなシャツを誂える際にご紹介しています。
【バックスタイル】
背中部分のプリーツは全6種類。プリーツは元来「肩甲骨の動きを補う」ための仕様ですから、お客さまの困り事を解決するとが目的ではありますが、デザインとしても楽しんでいただけると思います(こちらもシャツ生地にてサンプルをご用意しております)。
【カフスデザイン(袖口)】
カフスデザインは目に触れることの多い場所。丸みを帯びた袖口や角ばった袖口など、お好みに応じて演出していただくことが叶います。シングルカフスとダブルカフスでそれぞれ4種類ずつ、計8種類からお選び下さい。
【襟デザイン(型)】
襟デザインは全8種類。こちらは顔に近い分、袖口以上に目立つ場所なので要注意です♪
最近はワイドカラーやカッタウェイと言った角度の広い襟デザインが人気ですが、襟先が丸いラウンドカラーなどもオススメ。ボタンダウンはカジュアルな仕様になりますので、用途を伺いながらご提案させていただきます。
いかがでしたか?今回ご紹介したディテールは全てではありませんが、かなり融通の利くカスタムが可能となっています。
最後に、服飾(注文服)の世界でよく言われることは、スーツやジャケットを仕立てる際には「お客さまが着ているシャツを見る」ということが重要視されます。お客さまご自身が好んで着られるシャツの袖丈に合わせてスーツやジャケットの袖丈を決めることで、スーツ(ジャケット)の袖口からシャツが1㎝~1.5㎝覗くという黄金バランスが生まれるのです。
それほど重要な意味を持つシャツ・・・まだ気に入ったサイズのシャツが見つかっていないという方は、スーツやジャケットより先に仕立ててみるのも一考です。
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