「場をコントロール」し「前に出る意思」が視覚的に伝わるスーツ
ブログをご覧をいただきまして、誠にありがとうございます。
長野市中御所のテーラー・GENTLE BREEZE(ジェントルブリーズ)/ヤマギワです。
O様が誂えたスーツが仕立て上がりました。
重厚な印象のダブルブレストスーツを‟自分色”に仕上げる
今回O様は、ご友人の結婚式への参列をきっかけとしてジェントルブリーズへお出かけいただきました。しかも来店当初から「ダブルブレストスーツのネイビーピンストライプ」を希望され、当店で理想の生地に巡り会われた次第です。ご自身がネットで探された理想のスーツスタイルをスマホで見せていただきながら、イメージを共有。鍛えられた肉体を包み込む(少しだけタイトに仕立てた)ダブルブレストスーツ・・・表面積は小さいながらもスーツの印象を決めるパーツであるボタンの色味を明るくすることで、重厚感を緩和し・O様オリジナルのスタイルが完成しました。
今回はO様のスーツ(ダブルブレスト・ネイビー・ピンストライプ)を参考にしながら、「そのスーツが与える印象」や「コーディネートの注意点」などをお伝えしたいと思います。

「信頼・積極性・主導権」という印象を同時に伝える装い
まず他人に与える印象ですが、ネイビーという色は誠実さ・知性・安定感を象徴し、ビジネスシーンにおいて最も「信頼」を獲得しやすい色味。そこにピンストライプが加わることで縦のラインが強調され、シャープさと野心・そして「前に出る意志(積極性)」が視覚的に伝わります。更にダブルブレストは・・・単なる実務者ではなく‟場をコントロールする側(主導権を持つ人)”の人物像を想起させ、結果として「仕事ができる」だけでなく「決断力があり、責任ある立場にいる人」という印象を他人に与えることになります。着る人の所作や姿勢が伴えば、威厳と色気が共存する非常に強いメッセージスーツとなり得るのです。

静かに強く・・・「強さ」を制御するコーディネート
このスーツの最大の注意点は‟盛りすぎない”こと。ダブルブレスト・ネイビー・ストライプという三要素だけで十分に主張が強いため、他の要素まで個性を足すと過剰になりかねません。サイズ感は特に重要で、肩・胸・ウエストのフィットが甘いと‟威厳ではなく威圧感”に転びます。着丈は短すぎず・ボタン位置も高過ぎないことも肝要かと。またダブルブレストは必ずフロントボタンを留めて着用し・ダラしなく開けないこと、派手な服飾小物(チーフ等)も控えめにすることで全体を「静かに強く」まとめる意識が品格を高めます。

スーツを際立たせる「正統派の服飾小物」
推奨されるコーディネートとしては・・・
シャツは白が基本。ブロードかロイヤルオックスフォード等‟艶と張り”のある生地が好相性と言え、色を入れる場合は淡いサックスまでに留めるのが無難でしょう。ネクタイには無地のネイビーやボルドー・または細かいドットや控えめなレジメンタルを。ストライプ同士をぶつける場合は幅や方向を変え、あくまでも(ネクタイが)引き立て役に徹します。靴は黒の内羽根ストレートチップが最も格調高く、次点でダークブラウンのプレーントゥ。光り過ぎない上質な革靴が、スーツを格上げします。
以上、ダブルブレスト・ネイビー・ストライプというと着こなしの難しさやコーディネートのハードルが上がることから、なかなか手を出しにくいという方も多いのですが、「自分をどのように見せたいか」を考えた時に今回ご紹介したスーツが相応しいと思われた方は、ぜひ挑戦していただけましたら幸いです。
O様、この度のオーダーありがとうございました。ご友人の人生の節目に立ち会うスーツをジェントルブリーズで誂えていただき、感謝を申し上げます。

長野市中御所のオーダースーツ専門テーラー / ジェントルブリーズ
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