「着たいモノを着たいように着る」⇨「着るべきモノを正しく着る」へ・・・スーツの正しい着方を知る

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長野市中御所のテーラー・GENTLE BREEZE(ジェントルブリーズ)/ヤマギワです。

A様が誂えたスーツが仕立て上がりました。

「着るべきモノを正しく着る」ことを意識する

A様がスーツを誂えるきっかけとなったのはご友人の結婚式。

とは言え同世代の繋がりだけではなく、普段お世話になっている‟然るべきお立場”の方々もたくさん参列され、その装いに間違いがあってはならないのだということでした。20代であろうとお見受けするA様は普段スーツを着るお仕事ではないということでしたが、ご自分なりに勉強され「スーツの着方」についてはご存知のことも多く、「着るべきモノを正しく着る」という意識をお持ちの方。

おそらくA様と同世代のほとんどの方が「着たいモノを着たいように着る」ことを愉しんでいらっしゃるのではないかと推察されますが(カジュアルウェアのそれについては全く否定するものではありません)、フォーマルやビジネスで着るべきスーツには和装のお着物同様に「着方」というものが存在し、A様からはスーツの着方に関するご質問も多く・正確な知識を得ようという意識を持たれていることが頼もしく感じられました。

オーダーメイド感を演出するディテール

そのような経緯で選ばれた生地はダークグレーのストライプ柄。派手さはありませんが、フォーマルな席でシックに落ち着きある雰囲気を醸成できる生地。20代から30代前半くらいの世代で「落ち着き」を表現したい場合は、暗めのグレーという選択もオススメ致します。

仕立て上ったスーツの主なディテールとしては、袖口のボタンが開く「本切羽」仕様や腰ポケットが斜めに取り付けられた「スラント」仕様、更にはフロントボタンを3つボタンの段返りにするなど、オーダーメイド感を醸し出しつつも落ち着きあるクラシックな雰囲気に。

フォーマルな席にはウェストコート(ベスト)を

そして、やはりフォーマルな席にはウェストコート(ベスト)が必須です。年配の方や目上の方と同席する場合・・・特にお酒が入って暑くなり上衣を脱ぎたくなるケースなどは、シャツ姿だけになってしまうと「無礼」と感じる方もいらっしゃることも事実。

‟然るべきお立場”の方々にそのような想いを抱かせないためにも、スーツの上下に加えてぜひウェストコートを。

スーツに合うアイテムをトータルコーディネート

ジェントルブリーズでは、シャツのオーダーも承りますし、ネクタイやポケットチーフなども(少しだけ)在庫を持っております。そのため「スーツに何を合わせたら良いか分からない」場合はトータルコーディネートも可能ですので、お気軽にお申し付け下さい(在庫以外にも、ネクタイ・ポケットチーフは画像を見ながら好みのモノをオーダーいただけます)。

今回A様には3Pスーツの他に白いシャツをオーダーいただき、ワインレッドのペイズリー柄ネクタイ・同じくワインレッドのポケットチーフをコーディネートさせていただきました。「着るべきモノを正しく着る」とは、‟型を知る”ことと同義で、その後自分なりの着方へアレンジを加えたとしても‟型を知ってこその型破り”ですから、(スーツの着方をご存知ない方は)まず‟型を知る”ことから心がけてみてはいかがでしょうか(スーツの正しい着方はジェントルブリーズでもお伝えしています)。

A様、この度のオーダー誠にありがとうございました。

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