‟大人の嗜みを知る大人”のジャケパンスタイル・・・生地の女王で誂える
ブログをご覧をいただきまして、誠にありがとうございます。
長野市中御所のテーラー・GENTLE BREEZE(ジェントルブリーズ)/ヤマギワです。
M様が誂えたジャケットが仕立て上がりました。
数あるテーラーからジェントルブリーズを選んでいただく
以前は常にビジネスでスーツを着られていたとおっしゃるM様ですが、現在は人と会われる場面を除いてはジャケパンスタイルが多くなってきたとのこと。元々都内のテーラーでスーツやジャケットを誂えていらっしゃいましたが、都内へ出向くことも少なくなったことから「近場のテーラーはないか?」と探されていたところ、ジェントルブリーズを見つけていただきました。もちろん長野市内にもテーラーは数件ありますが、お電話などで対応させていただく中でスタッフの応対やホームページの雰囲気などから当店を選んでいただけたのではないかと推察致します。
皆さんはテーラーを選ぶ時の「基準」はお持ちですか?まずはホームページなどをご覧になって、ご自身のイメージを実現してくれそうなお店か・親身になって相談に乗ってくれそうか・・・などを感じ取る他にないのですが、気になるテーラーが見つかったら電話をし、その際の対応等でご判断いただくことも有りかと存じます。また、テーラーに行ったら即オーダー・・・という先入観をお持ちの方もいらっしゃるかも知れませんが、もちろん実際にご来店になって見極めていただくこともオススメ致します。
大人が選ぶ‟ロロ・ピアーナ”
「今回はジャケットをオーダーしたい」とおっしゃるM様が選ばれたのは、‟生地の女王”ロロ・ピアーナの秋冬。目付としては320gくらいでしょうか・・・秋冬としてはさほど重くない生地で、グレー地にブラウンで描かれたウィンドウペン柄のもの。落ち着きある雰囲気でありながら決して堅苦しくならない秀逸な生地であると同時に、ロロ・ピアーナと言えば生地自体の繊細なしなやかさや艶感が特徴的ではありますが、スーツ・ジャケットに造詣の深いM様は糸がやや太めで織られた質感もあるジャケットに相応しい生地をセレクトされました。
ジャケパンスタイルに相応しいディテール
特筆すべきディテールとしは、腰ポケットをアウトポケットにしたところ。当然のことながらスーツでは有り得ないディテールではありますが、カジュアルなジャケパンスタイルだからこその設えと言えます。
そして「本切羽」。M様がオーダーの際に着て来られたジャケットも本切羽仕様で、さり気なく袖口のボタンを2つ外していらっしゃいました。私自身も袖口ボタン1つだけ外すことはあるのですが「2個外し」はなかなか勇気がいるもの・・・それでも自然体でそれをやってのけてしまうM様はまさに伊達者・ダンディという言葉がしっくり来ます。
「大人の嗜み」を知る大人
物腰の柔らかい佇まいと穏やかな語り口のM様。服に限らず良いモノを知り、それらに触れることで人生が豊かになることも熟知されているのであろう希有な存在感は、「大人の嗜み」を地で行く人生の先輩として学ぶべきことも多いかと。そんな‟大人の嗜みを知る大人”になりたいと、改めて思わせてくれた出会いでした。
M様、この度のオーダー誠にありがとうございました。
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