‟王道”でありながら‟こだわり”が散りばめられた･･･ビジネスで袖を通すスーツ

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長野市中御所のテーラー・GENTLE BREEZE（ジェントルブリーズ）／ヤマギワです。

Ｈ様が誂えたスーツが仕立て上がりました。

生地：REDA社のネイビー無地

今回のＨ様はリピートオーダー。とてもありがたいお話で、改めて感謝を申し上げます。前回はネイビー地にシャドーストライプが施された上品な生地を選ばれましたが、この度のオーダーではREDA社のネイビー無地を選ばれました。ネイビー無地と言っても通常のネイビーより少しだけ明るい色味で、それでいて深みのある絶妙なバランスを保った生地。日本ではなかなか見ることのできない色味ではありますが、希少且つ特別感がある生地だと思われます。

仕様：特筆すべきはボタン

Ｈ様のご要望は常に‟王道”であること、そして‟正統派”であること。Ｈ様ご自身が口に出しておっしゃるわけではないのですが、言葉の端々から感じ取れるニュアンスを私なりに解釈しますと、そのような単語になります。とは言え、こだわりがないかと言うとそういうことでもなく、仕様（ディテール）には細やかな配慮を垣間見ることができます。

ますは裏地。ワインレッドのペイズリー柄の裏地は一見派手な印象も受けそうですが、とても気品が漂う仕上がりとなりました。そしてボタンは水牛の角に焼きを入れた、それはそれは高級で独特な素材感のあるものを。艶のある表生地に焼きの風合いを漂うわせるボタンというバランスは、オリジナリティとスペシャリティを併せ持ち、存在感のあるものとなりました。

着心地：肩から袖への流れも美しく

仕立て上がったスーツは、必ずご試着していただきます。前述の通り、フロント2つボタン・9㎝幅ラペルの王道３Ｐスーツなのですが、肩から袖に向かう流れ落ちるようなシルエットは秀逸と言えます。一般的に「スーツは肩で着る」とも申しますが、上衣の重量がかかる肩のフィット感はとても重要で、肩のサイズ感や縫製により腕の可動域（動かしやすい＝着やすい・動かしにくい＝着にくい）にも影響を与えます。下の画像を見る限り、余計な皺もなく・ジャストサイズで着ていただける仕立て上がりになったのではないかと存じます。

困りごと：オーダーメイドスーツで解決する

普段からお仕事ではスーツを着られるというＨ様。それだけに、スーツを誂える上で着心地は大切な要素であり、自らの経験値として様々なこだわりやご要望もお持ちでいらっしゃいます。

ビジネススーツとしてスーツを作られる方がよくおっしゃるのは･･･

　デスクワークや運転時にトラウザーズの太腿やヒップがきついと業務に集中できなくなる

　パソコンなどに向かった時に上衣の肩がきついと肩凝りの原因になる

　椅子に座った時にウェストコート（ベスト）の胴回り（お腹）がキツい

というお困りごと。そんな既製服では解決が難しいお困りごとを、オーダーメイドスーツで解決してみてはいかがでしょうか。手前味噌ながら、やはり‟いざという時にはオーダーメイドスーツ”をオススメ致します。

H様、この度のオーダーもありがとうございました。

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