オーダースーツで解決するアスリートたちの「肩幅問題」・「太腿問題」
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長野市中御所のテーラー・GENTLE BREEZE(ジェントルブリーズ)/ヤマギワです。
S様が誂えたスーツが仕立て上がりました。
S様からオーダーを頂戴した2着目のスーツ。1着目はネイビー無地といった王道スーツでしたが、今回は柄が入った生地を用いたスーツ・・・しかもウエストコート(ベスト)も合わせた3ピースです。スーツを揃えるセオリーとしては、①ネイビー無地 ②グレー無地 という流れが一般的ですが、S様の年齢ですとグレー無地は「落ち着き過ぎてしまう」ことが懸念され、グレー地にウインドウペンのチェック柄があしらわれた、(落ち着き過ぎることのない)クラシックな生地をご提案させていただきました。
1着目と異なる点は他にもあり、ウエストコートを用いた3ピース仕立てであることやトラウザーズの裾の仕上げにダブルを選んだこと。S様ご自身がスーツに慣れたこともあるのでしょうが、周囲にスーツを格好良く着こなす先輩方がたくさんいらっしゃることも、前回以上のこだわりを籠めた大きな理由と言えましょう。
実はS様、プロスポーツのアスリートでいらっしゃいます。スポーツに打ち込んで来られた方はよくお分かりかも知れませんが、一生懸命練習に打ち込めば打ち込むほど既製服には馴染まない強靭な体となるもの。野球やサッカーをご経験された方は、特に下半身の筋肉が発達し、上半身は肩幅やバストは発達しつつもウエストはしっかりと絞られ腹筋が美しく割れている方がほとんど。
これを既製服に当てはめようとすると、肩は合っていてもウエストや胴回りがブカブカ・ウエストは合っていても太腿はパツパツ・・・と言った「肩幅問題」や「太腿問題」が勃発してしまいます。
ところが、オーダースーツというのは当然のことながら『他の誰でもない、あなたしか着ることのできない1着』として仕立てるわけですから、「肩幅問題」「太腿問題」が解決され、ジャストサイズで美しいシルエットのスーツが出来上がるわけです。
今回S様が選ばれたのはイタリアの名門「REDA」の生地。しなやかで美しい艶感を放つ、それはそれは秀逸な生地と言えましょう。S様の審美眼でセレクトされたデザイン・生地・ディテールにジャストな「サイズ感」が相まって、必然的にその存在を引き立てることは間違いありません。
S様、この度のオーダーも誠にありがとうございました!
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