大人の余裕･･･こ慣れた雰囲気&遊び心あふれるオーダースーツ

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長野市中御所のテーラー・GENTLE BREEZE（ジェントルブリーズ）／ヤマギワです。

小林様が誂えたスーツが仕立て上がりました。

今回、小林様が選ばれた生地は、当店オリジナル生地でニットのような質感の総柄。ご自身が経営されている企業の業界団体などの集まりで着られることもおありとのことで、「少しカジュアルでは？」というお話をさせていただきつつ、普段からスーツを着られ・オーダーメイドにも精通されている小林様の審美眼でセレクトされました。

こちらのスーツの特筆すべき点は、なかなかスーツとしては選ばれるこのない生地を、小林様ならではの経験値から「遊び心」にあふれ、大人の余裕が感じられるまでのスーツに仕上げているところ。カジュアルな素材に合わせるように肩パットを抜き、リゾート地でも羽織れるような雰囲気まで醸し出しています。

さらに遊び心を助長しているのが、スーツのボタン穴かがり糸すべてをサーモンピンクに変更しているところ。オーダースーツとして用いられることが多い「本切羽」と共に、オーダーメイドに精通されているからこそのディテールとなっています。

そして、裏地。

思い切った裏地を選ばれる方は少なくありませんが、赤のお花畑柄の生地はなかなか勇気が出るものではありません。これも「こ慣れ感」が為せるワザなのでしょう。どんな仕立て上がりになるのかと案じておりましたが、そんな心配は露ほどもなく、小林様のオーダーコンセプトにがっちりハマったものとなりました。

この度のオーダーに際しては「自分を基準にしていけない」ということ・フィッターやスタイリストとしての既成概念や思い込みを捨てること・「答えはお客さまご自身が持っていらっしゃる」ということを、改めて学ばせていただきました。

自身の狭い視野に留まることなく、たくさんのご提案ができるよう今後も精進してまいります！

小林様、この度のオーダー、誠にありがとうございました♪

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