加速するビジネスファッションのカジュアル化に伴い増加するジャケパンのオーダー
ブログをご覧をいただきまして、誠にありがとうございます。
長野市のビスポークテーラー・GENTLE BREEZE(ジェントルブリーズ)/ヤマギワです。
I様が誂えられたジャケパン(ジャケット&トラウザーズ)が仕立て上がりました。
「ビジネスで着られるジャケパンを作りたい」
とおっしゃるIさま。スーツではなくジャケパンスタイルでお仕事をされることも多く、この度は県外よりわざわざお出でいただきました(感謝!)。ジャケット用に選ばれた生地はネイビーに細かな格子柄が入ったモノ、トラウザーズはライトでもダークでもない‟ど真ん中グレー”・・・ネイビー × グレーの王道コーデと言えます。
そんな王道コーデでありながらIさまのこだわりが詰まった1着。
例えば、ジャケットの袖口は「本切羽」でボタンの開閉が可能な仕様にし、裾の仕上げも「カッタウェイフロント」で前開きを広く取ることで動きやすくアクティブな印象に(カッタウェイ仕様はタキシードに由来するもので、エレガントな印象も兼ね備える優れものです)。
また、トラウザーズは4㎝ターンナップ(ダブル)で、裾に向かってテーパードがかった美しいシルエット。全体的にIさまのアスリート体型を考慮した仕上がりにもなっています。
新型コロナー感染症以降、ビジネスファッションのカジュアル化は加速しています。21世紀に入ってから一般化したクールビスはもちろんのこと、最近では大手金融機関でもジャケパンスタイルOKという所が増えています。20年ほど前、堀江貴文さんがIT企業の経営者としてTシャツ姿でメディアに登場した当時、彼に対して「ビジネススタイルとして言語道断!」とお怒りの方が大半でした。ところが・・・堀江さんのファッションスタイルは以前と変わるものではありませんが、今ではTシャツ姿をうるさく言う人はほとんどいません。
と言うわけでTシャツ1枚とまではいかなくても(OKの企業も増えていますが)、「格好良くジャケパンを着こなしていただきたい」というのがジェントルブリーズの願い。加えて、相応の場に赴く際にはやはり「ジャケットは着ていただきたい」のです。暑ければ腕に掛けて持ち歩き、いざという時に羽織る・・・これが当店が考える‟大人の嗜み”です。
Iさま、この度は遠路ご来店の上オーダーをいただきまして、誠にありがとうございました!今回、Iさまが仕立てられたジャケット&トラウザーズが、ビジネスシーンで活躍することを想いつつ。
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