#新郎コーデ 古着好きが誂えたクラシックスタイルのオーダースーツ
ブログをご覧をいただきまして、誠にありがとうございます。
長野市のビスポークテーラー・GENTLE BREEZE(ジェントルブリーズ)/ヤマギワです。
Y様が誂えられたスーツが仕立て上がりました。
ご自身の結婚式に着られる特別な日の特別な1着。
新婦様が着られるウェディングドレスや式場の雰囲気、あるいはどんな結婚式にしたいかなどをお伺いし、新郎様の好みなどをお聞きした上でイタリア生地のマルゾットに決められました。
聞けば新郎様は古着がお好きということで、オーダー当日もセンス良くコーディネートされた古着を着用。また、新婦様が選ばれたウェディングドレスも上品且つエレガントでクラシックな装いとのこと。加えてガーデンウェディングでアットホームな雰囲気のお式をイメージされていらっしゃいました。そんな結婚式に、ブラウン地に同色系の薄いストライプが入り・ヴィンテージ感溢れる独特の風合いを持つ生地は、お二人がイメージされるクラシックで温かな1日に打ってつけと言えます。
そうして仕上がったオーダースーツは結婚式に1度だけ着るものとしてではなく、長く着られるいものとして「自分なりのこだわり」もふんだんに盛り込まれています。
その幾つかをご紹介しますと、まずはチャンジポケットをオプションにて。チェンジポケットとは、昔々の紳士たちが馬車道を通行するための「通行料」を支払うために小銭やチケットを入れたことに由来し、馬に乗りながらも手をポケットに入れやすいように斜めに取り付けられていました。今回のスーツは当然のことながらスラントポケット(斜め仕様)です。
そしてトラウザースはタックを1本入れた仕様に。
腰回りに余裕ができて履き心地が増すことはもちろんですが、ゆとりある腰回りからテーパードがかって裾へストンと落ちるシルエットは実にクラシカル。内側にヒダが入る「インタック」は英国仕様とも言われ、正統派の装いと言えます。
また、裾はターンナップ(ダブル)とし、180㎝を超える新郎様の身長を考慮して5㎝幅に仕立てました(通常ターンナップ幅は3.5~4㎝程度が一般的とされていますが、個々の身長に合わせてバランスをみることが大切です)。
さらに裾幅は太過ぎず・細すぎない19㎝。股下はやや短めのノークッションでシルエットが美しく、こちらもクラシカルな仕上がりとなりました。
最後に、私自身が結婚式場のスタッフとして働いてきた経験から私見を申し上げますと・・・結婚式に際し、ウェデイングドレスは花嫁の憧れのアイテムであり、これを着ることは(多くの場合)必須と言えますが、汎用性が低いことから「レンタル」されるケースが大半です。
しかしながら新郎様が着られるタキシードはどうでしょうか?タキシードに憧れを持たれる方もいらっしゃるかも知れませんが、少なからず、それほどのこだわりもなく・あくまでもウェディングドレスに合わせたデザインやカラーを選んで着るだけ・・・というパターンが多いように思います。
タキシードのレンタル料金は「1着平均15万円/1日」前後。同程度の金額でスーツをオーダーされた場合、当店ではイタリアの一流生地を用いて仕立てることが可能となり、しかもその後のお宮参り・七五三・入卒園式のみならず、ご友人の結婚式に参列される等の特別な1着として着続けることが叶います。
それだけに、人生の節目となる特別な日の装いとして、「ただ着せられるモノ」としてでなく、ご自身なりのこだわりを盛り込んだお気に入りの1着を誂え、そんな思い出の1着を(1度きりでなく)結婚式の後も着続けるという選択肢を持たれてはいかがでしょう。
きっと、結婚式の準備が楽しく・思い出深いものになること請け合いです♪
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