二十歳となる人生の節目に･･･19歳で誂えたダブルブレストスーツ

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長野市中御所のテーラー・GENTLE BREEZE（ジェントルブリーズ）／ヤマギワです。

Ｎ様が誂えたスーツが仕立て上がりました。

1. 若い世代にも躊躇なく誂えて欲しいスーツ
2. 『二十歳を祝う会』で纏う上質＆クラシックな仕様
3. 年齢や立場ではなく「美しいシルエット」こそが重要
4. 当店オリジナルネクタイも･･･至極のコーディネート

若い世代にも躊躇なく誂えて欲しいスーツ

Ｎ様のご希望はダブルブレストスーツ。

30代前半くらいの方も「ダブルはまだ早いかも･･･」と躊躇されることも多い仕様ですが、いわゆるダブルのスーツは軍服を由来としていることから貫禄や重厚感が醸成され、ある一定の年齢やお立場でないと「（着ることは）難しい」と判断されるのではないでしょうか。テーラーとしては、どんな世代の方にもダブルブレストスーツに袖を通して欲しいと願っていますし、それが20代であれば尚更です。

『二十歳を祝う会』で纏う上質＆クラシックな仕様

そんなＮ様は19歳。数ケ月後に二十歳の誕生日を迎えられ、新年早々に（お住いの自治体で）開催される『二十歳を祝う会』で着られるとのこと。既述の通り6つボタン2つ掛けのダブルブレスト仕様とし、上衣には斜め（スラント）の腰ポケット・袖口は本開き（本切羽）を施し、トラウザーズはターンナップ（ダブル）・腰回りはタックを入れ、上質且つクラシックな雰囲気を併せ持つ雰囲気に仕立て上がりました。

年齢や立場ではなく「美しいシルエット」こそが重要

カラーはチャコールグレー。こちらの色味もクラシック感を助長していますが、却ってＮ様の若さも引き立ち、同時に佇まいとして・存在としての落ち着きも感じられます。バストから中胴に向かうウェストラインのシルエットや肩から落ちる袖や袖口の丈感、ウェストからトラウザーズの裾まで皺がなくストンと落ちるシルエットも美しく。ダブルブレストスーツに限らず、スーツを着る上で最も大切なことはジャストフィットが生み出す「美しいシルエット」であることを証明してくれています。

そして、ワイシャツや靴などもあらかじめイメージされていて、スーツのお引渡しの際に持参されたサンローランの靴との相性も秀逸でした。