愛する彼のために勇気を出して来店された或る女性のお話
「婚約指輪のお返しにスーツを検討していたんですけど、
どこで何を相談したら良いか分からず取り合えず伺ってしまいました・・・」
ブログをご覧をいただきまして、誠にありがとうございます。
長野市のビスポークテーラー・GENTLE BREEZE(ジェントルブリーズ)/ヤマギワです。
或る日のジェントルブリーズ、一人の女性が来店され、そんなお悩みを打ち明けていただきました。聞けばネットでいろいろな店舗をお調べになり、
「その中でホームページの雰囲気が素敵だったので」
と気に入っていただき当店をお選びいただいたとのことでした(感謝!)。
それにしても・・・紳士服のオーダーメイド(注文服)専門店に女性がお一人で来店されるってスゴくないですか?男性が婦人服のお店に入店することを自分事に置き換えてみますと、かなりハードルが高い行為で躊躇してしまい、『その勇気たるや』相当なものになることは容易に想像できます。
婚約指輪をプレゼントしてくれた彼への感謝の気持ちが彼女を突き動かしていることは間違いありませんが、私はまずその想いに感動し「お互いを思いやれる、きっと素敵なカップルなのだろうな」と微笑ましい気持ちでいっぱいになりました。
お伺いすると、
「(彼は)仕事ではスーツを着ないので、ちょっとした食事の時とかお出かけで着られるように」
と仰り、お相手の男性はむしろスーツなどには無頓着でその必要性すら感じているかは疑問・・・というニュアンスが感じられました。そう、彼女自身はビジネスで着るために必要に迫られて誂えるのではなく、感謝の気持ちを如何に伝えるかという手段として、お二人の未来の生活に潤いを与えられるようなアイテムとして、(彼が自分では購入しないであろう)スーツを贈ろうと思案されたのです。
そこで私は、(ご来店になられた女性の)お客さまに、価格のこと・オーダーの仕方(生地選びや仕様の選択)・納期など、ご質問の沿ってお伝えしました。そんな時でも、本来男性が着るスーツのことなどほぼ分からないはずなのに、私の話しに熱心に耳を傾け・分からないなりにも理解を深めようという姿勢に再び感動(もっと上手に分かりやすくお伝えできれば良かったのですが 苦笑)。
ご存知の方も多くなってきましたが、ジェントルブリーズはオーダーメイドのジュエリーを作製する「ジュエリー工房アステリズム」と隣り合って営業しています。そこに男性お一人で来店されるケースも少なくありませんが、その都度『(先入観として)女性的な要素が強いジュエリー屋さんに来店される勇気』に感服してしまいます。
つまり、ジュエリー屋さんで起きていることが紳士服店でも起きているということなのですが、(振り返りますと)ここ最近ジェントルブリーズにお越しいただくお客さまの中にも、ご結婚を機に女性がイニシアティブを取ってご予約をいただいたり、電話でお問い合わせいただくケースも多くなっています。
ジェントルブリーズは「お客さまのお相手を想う気持ちに寄り添いながら」、ご不明な点についても丁寧且つ真摯にお伝えできたらと考えておりますので、何なりとお申し付け下さい。
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