ジャケットの裏地は「総裏」にしますか?「背抜き」にしますか?

「ジャケットの裏地は秋冬モノが総裏、春夏モノが背抜きではないのですか?

オーダーする際に必ず聞かれますが、実はよく分かっていません(苦笑)」

ブログをご覧をいただきまして、誠にありがとうございます。

長野市のビスポークテーラー・GENTLE BREEZE(ジェントルブリーズ)/ヤマギワです。

お客さまからよく聞かれる声です。

私もオーダー時には必ず「総裏にしますか?背抜きにしますか?」と伺っていますが、お客さまの趣向を確認した上で(コットンやリネン素材のカジュアルなジャケットでなければ)基本的には「総裏」をオススメしています。

「総裏」仕様のジャケット

春夏モノであればあるほどオススメ度合いは強まるのですが、私が「総裏」をオススメする理由は以下の3点。

  ①春夏モノの生地で仕立てる場合は生地が薄いので透けないように。

  ②春夏は汗をかくシーズンであることから、汗等で表地を傷めないように。

  ③型崩れしにくい。

自分自身がオーダーするのであれば、上記のメリットが「暑い」というデメリットを上回ると考えています(もちろん人それぞれの職場環境やライフスタイルなどに依ります)。

「背抜き」仕様

とは言え、とは言えです・・・昨今の夏の猛暑たるや生命の危機に関わる危険性を秘めるほど。我慢は禁物ですし、強いて「総裏」をオススメするものでもありませんから、真夏にスーツやジャケットを着なければならない方は、遠慮なく「背抜き」をご指定していただきたいと思います。

現に「汗っかきなので何とも耐え難い」と仰る方は、(表地云々と言っている場合ではなく)背抜き仕様でオーダーを頂戴するケースは少なくありません。

原理原則はテーラーが持っていますが、「答えを持っているのはお客さま」です。様々な仕様についてもメリットやデメリットをお伝えしてまいりますので、その上でご判断いただければ幸いでございます。

「総裏」「背抜き」も同様、ジェントルブリーズではオプションなしでいずれかを選べますので、ぜひご相談下さい。

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