スーツをオーダーする時に選んではいけない生地?
「スーツの生地でポリエステルって良くないの?」
やはりウールやカシミヤを選ぶべき?ポリエステルのメリットやデメリットを教えて
ブログをご覧をいただきまして、誠にありがとうございます。
長野市のビスポークテーラー・GENTLE BREEZE(ジェントルブリーズ)/ヤマギワです。
スーツやジャケットを仕立てる際の生地は、ウールやカシミヤ・コットン・リネンなどの天然繊維の他、ポリエステル等の化学繊維などがありますが、個人的には「お客さまの用途に応じてポリエステル素材の仕立てもあり」だと思っています。
ポリエステル生地のメリットは・・・
①耐久性に優れている(丈夫なのでヘビーローテーションに適している)
②手入れが簡単(シワになりにくく型崩れしにくい)
③速乾性に優れている(汗が乾きやすい)
④着心地が「軽い」
などであり、普段から仕事着としてハードに使うスーツに適していると言えます。
逆にポリエステル生地のデメリットはと申しますと・・・
①静電気が起きやすい(ウールのセーターやベストをジャケットのインナーに着るのは注意)
②毛玉ができやすい(摩擦による毛玉発生・内股等は注意)
③吸湿性・通気性が悪い(ものもある)
④汚れが付着しやすい(皮脂・タンパク質)
など。デメリットを理解した上でクリーニング等のメンテナンスをすることが大切ですね。
今回は深掘りしませんが、当然のことながらウールやカシミヤ等の天然繊維にもメリット・デメリットはありますので、ご自身がスーツやジャケットを「どのように使いたいか」を考慮した上で、仕立てられることをオススメします。
ジェントルブリーズでは、ウール×ポリエステルの混紡素材の生地もご用意しております。それぞれの素材のデメリットを補完し合う生地ですので、興味のある方はお気軽にお申し付け下さい。
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